竃門神社・宝満山の伝説(玉依姫・心蓮上人・馬蹄石)

玉依姫
大宰府守護のために神武天皇の生母、玉依姫が祀られている。
玉依姫は海幸彦・山幸彦神話(古事記)の弟海幸彦の妻の妹、海幸彦の子供の乳母といわれている。
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心蓮上人
天武天皇の御代、心蓮上人はこの山に寺院を構え、法中寺または有智寺と号し、法相宗に従い、常にしみあかの水を持って修行をしていた。
ある日にわかに山谷鳴動し、高貴な女人が現われていわく「われは玉依姫の霊なり。この国たみをしずめ守り、皇統を守護するものなり」と告げると、姿はたちまち変じて金剛神となり、9頭の竜馬となって飛び去った。
その時の馬蹄の跡が山頂近くの岩上に残って、馬蹄石となった。
心蓮はこのことを上奏し、天皇の宣下によって山頂に社殿を建立した。
馬蹄石の別説(筑陽記)
神功皇后が三韓征伐のとき登山して神に戦勝を祈ったとき、大神の神威が甲冑の帯におこり、ほこを提げて一騎の馬が岩上に現れた。そのときの馬蹄の跡。

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