蓮華唐花文塼

学校院地区からは華麗な文様をもつ塼が出土する。
塼は宮殿や寺院の床や壁に使われた、現在のタイルにあたる焼きものである。
一般的には無文のものが多く、このように花文をデザインした塼は日本では珍しい。
大宰府でも学校院地区を中心に出土する。
この文様は朝鮮半島の影響を強く受けており、外国との交流が盛んであった大宰府の一端をみることができる。
文様塼には長方形の他に正方形・三角形があり、これらを組み合わせて使用した。
学校院跡
蓮華唐花文塼市内の指定文化財 考古資料