万葉集
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大野山 霧立ちわたる わが嘆く おきその風に 霧立ちわたる 山上憶良(巻5-799)
- 筑前国守山上憶良から妻を亡くした上司大伴旅人に献じた挽歌
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梅の花 散らくは何処 しかすがに この城の山に 雪はふりつつ 大伴百代(巻5-823)
- 730年梅花の歌32首の1首 大宰大弐大伴百代の作
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今もかも 大城の山に ほととぎす 鳴きとよむらむ 吾なけれども 大伴坂上郎女(巻8-1474)
- 旅人の妹坂上郎女が帰京後に大城山を懐かしんでよんだ歌
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いちしろく しぐれの雨は 降らなくに 大城の山は 色づきにけり 作者不詳(巻10-2197)
- 大城の山といえるは筑前国御笠郡の大野山の頂にあり。なづけて大城といへるものなり
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