国指定史跡で、白鳳時代に建てられた寺院の跡で、現在、塔の心礎だけを残している。
武蔵寺の下から県道5号線を北へ、約700mいくと、道路右脇の畑の中に巨大な塔の心礎がひとつころがっている。
この附近を塔原という。塔原廃寺の跡。
心礎の直径は98cmで仏舎利をおさめる方形の孔がある。
塔の高さは心柱の直径の40倍といわれるから、40mくらいの塔がそびえていたことになる。
さらに500mくらい北西の竹林の中には杉塚廃寺跡があって、礎石が数個残っている。