- 祖父から3代続く福岡藩士。江戸時代初期から中期にかけての儒学者。博物学者。庶民教育家。自然科学でも広範囲な業績をあげた。
- 1630年福岡藩医の5男に生まれ、1714年荒津の邸で没した。益軒の銅像と夫妻の墓は福岡市中央区今川の金龍寺にある。
- 著書は儒学、神道、本草学(漢方薬学)、医学、地理、歴史など百数十冊。日本の儒学者の中で、欧米の学者に最も早く認められた。
- 主な著書に「黒田家譜」「大和本草」「養生訓」「大和俗訓」「大疑録」「慎思録」がある。
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筑前国続風土記(全30巻)
- 16年かけて、甥の好古らと、藩命によって筑前の全村を歩き、領内各郡の地勢、名所旧跡、社寺仏閣、特産品などを記した地誌。1703年に完成。
- 当時としては集約された内容、分かりやすい表現で、現在でも広く利用されている。
- 1・2巻「提要」(筑前国の歴史的・地理的概観):外国からの侵入を防ぐ元寇防塁や九州探題など厳しい国情をとらえている。
- 3-23巻:当時15郡800余村の「郡誌」
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