菅公の伝説で有名な標高258メートルの山。別名天判山。
山頂に祠があって、菅公が山麓の竜王の滝で身を浄め、天拝に登って、百日間山上に立って、無実を天に訴えたと伝えられている。
それが雷神となって都の悪人どもを悩ましたといわれている。
その時の石が祠の中にあって、天拝石と称されている。かたわらには石碑がある。
竜王の滝は別名紫藤の滝。菅公が滝に打たれる時、衣を掛けた石が衣かけ石。
滝の流れの中に石塔があり、漢詩が刻まれている。
中秋の名月には観月会が催される。天拝山頂でかがり火を焚き、菅公の霊を慰める。