[県指定史跡]武蔵寺

案内

天拝山の登山口、天拝公園のすぐ前にある。
二日市温泉の発見者、藤原登羅麿の建立と伝えられているが、蘇我氏の建立による、九州最古の寺という説もある。
境内には、季節になれば藤、つつじが咲き、花の寺として知られている。

飛鳥時代、初代大宰帥蘇我日向臣身刺(ひむかのおみむさし)の手で建立されたと伝えられている。
九州最古の名刹。本尊は椿の大木による薬師如来立像。現在は天台宗の寺院。
平安時代、藤原登羅麿(とらまる)がこの寺で一人娘の平癒を祈っていた。
夢に薬師如来が現われ、「東の葦の沼に湯気が紫雲のようにたっている。その湯でゆあみしなさい。」とおつげがあった。
お告げに従って、娘は全快した。これが二日市温泉の始まり。ちょうど丑の日だった。

境内の脇には菅公がみそぎをして天拝山に登ったといわれる紫藤(しとう)の滝がある。
太宰府天満宮の大祭は、紫藤の滝でお汐井とりが行われる。

樹齢700年の「長者の藤」と呼ばれる藤が繁っている。椿の古木もある。
5月境内は藤の花が美しい。毎年二日市温泉藤まつりが行われている。
本堂は平安時代の住宅様式を伝えている。
7月の土用丑の日には瓜封じという庶民の健康を願う祭がある。
マクワウリに願い事を書いた紙を貼り付け、本堂の埋納所に埋める。

境内には南北朝時代の北朝年号の板碑、南朝年号の五重塔があり、経筒が出土した。
御自作天満宮
九州自然歩道(水城堤防−武蔵寺)
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二日市温泉バス停から徒歩10分。
JR二日市駅から徒歩15分
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