吉備真備
- 菅原道真と並ぶ大学者。
- 岡山県西部の下道氏という地方豪族の出身。
- 716年唐に留学、735年帰朝。多くの典籍、武具、楽器をもたらす。
- 19年も唐に留め置かれたのは、玄宗皇帝がその才を惜しみ、帰国させなかったためという。
- 帰国後は、聖武天皇に愛され、737年に五位に列する。
- 皇太夫人宮子、皇嗣阿倍内親王(後の孝謙女帝)に絶大な信頼を得、746年に吉備朝臣の姓を賜わる。
- 750年、突然筑前守に左遷される。
- 752年、遣唐使として17年ぶりに唐に渡る。
- 鑑真を伴って帰国する。
- 大宰大弐となり、756年に怡土)城を築き、大宰府防備の策を献ずる。
- 孫子や孔明の兵法を講じた。
- 764年京に帰任し、藤原仲朝呂の乱に政府軍の参謀として活躍する。
- 参議、中納言、大納言を経て、766年右大臣になる。
- 770年光仁天皇即位時に辞職し、775年73歳で亡くなる。